名古屋市の動物園は、大正7(1918)年に鶴舞公園内に「名古屋市立鶴舞公園附属動物園」として開園(昭和4(1929)年に「市立名古屋動物園」と改称)しました。
手狭になり施設も古くなったため、昭和12(1937)年3月24日に現在の地に移転し、「名古屋市東山動物園」と名称を改め開園しました。一方で植物園は、民間からの指定寄付を基金に、動物園より一足早く、昭和12(1937)年3月3日に「名古屋市東山植物園」として現在の地に開園しました。その後、昭和43(1968)年8月に個々に運営されていた動物園及び植物園を一体化し、新たに、有料公園施設「名古屋市東山動植物園」として運営が始まりました。
現在の東山動植物園は約60haの広さを誇り、動物園、植物園、遊園地、東山スカイタワーととても一日では観て回れないほど様々な魅力にあふれています。動物園では約500種の動物を、植物園では約7000種の植物を、それぞれ展示しています。動物の飼育種類数については日本一です。東山動植物園再生プランが進行中で、動物舎をはじめ様々な施設がリニューアルしており、より快適に過ごせるようになっています。園内では東山の森の妖精「ズーボ」に出会えることもあり、幅広い層の方が学び、楽しめる場所です。 東山動植物園では年間を通していろいろなイベントが開かれています。
動植物園という場を通して、持続可能な地球を学び、感じ、幅広い市民と素敵な未来をつくる。都会の中に残る豊かな自然に囲まれて、楽しく、深く、いのちを学ぶ。 地球のいのちに出会う森。それがこれからの東山動植物園です。
近年、動植物園のあり方は変わってきており、レクリエーションに加えて、環境教育や種の保存などの役割が重要視されています。
市民の憩いの場として親しまれてきた東山も、もっと身近に、もっと楽しく自然と向き合える施設へ、大きく変わろうとしています。 やがて来る100 周年に向けて、「人と自然をつなぐ懸け橋」となることを目指し、園内の再生整備を進めています。
ゾウの学習施設を併設した、広さ3,350㎡のアジアゾウ舎、ゾウのふるさとであるスリランカをイメージしています。
大きなガラス張りの展示室で樹上生活をするコアラを観覧できます。
人と鳥を隔てる柵がないウォーク・イン方式の展示で鳥たちを間近で観察することができます。
ヤギやモルモットとのふれあいを体験でき、ウシやウサギなどの身近な動物を展示しています。
建物内では小鳥やリスが放し飼いになっており、小鳥のさえずりが安らぎの時間を与えてくれます。
東山が誇る豊かな森を背景に、群れで暮らすニシゴリラとチンパンジーをご覧いただけます。
館内では夜行性動物・は虫類・両生類など珍しい動物にたくさん出会えます。
世界でも類を見ないメダカコレクションを有する展示施設です。希少な淡水魚も見られます。
絶滅の危機からの復活をテーマに、アメリカ大陸に生息する動物を展示しています。
桜の回廊では全国から集めた約100種1000本の桜が次々と咲き乱れます。品種によって趣が違い、咲く時期がずれているため長い期間、桜を楽しめます。
季節によって違う花が植えられるお花畑で、夏の絶景に出会えます。力強く咲くひまわりと青空との美しいコントラストは必見です。
奥池周辺や日本庭園を中心に約60種200本のもみじが色づいて名古屋屈指の紅葉スポットとなります。湿地園では絶滅危惧種に指定されている白い金平糖のようなシラタマホシクサが見られます。
雪の日は世界遺産の白川郷から移築した合掌造りの家が現地の趣を伝えてくれます。あまり花のイメージがない冬でも椿園などで凛と咲く椿が楽しめます。
9:00~16:45
美味しさがいっぱいのフードコート。ウエスト、イーストに分かれてバラエティに富んだ7店舗が入っています。
11:30~22:00
植物園にあるレストラン。特別なひとときを楽しむことができます。
※ディナータイムは動植物園へ入園できません
9:00~16:45
ボートの浮かぶ上池のほとりにあるカフェ。コーヒーやモーニング、アイスなどを楽しめます。
10:00~16:30
北園門のすぐそばにあり店内は、無料休憩所としてもご利用いただけます。ボリューム満点のランチなどがおすすめです。
9:00~16:45
上池のほとりメゾン・ド・ヴェールの隣にあります。ズーボグッズはもちろん、おみやげがたくさん揃っている人気のショップです。
9:00~16:45
正門のすぐそばにある公式マスコット「ズーボ」の名前の入ったおみやげショップです。ズーボグッズや東山動植物園公式商品などを見て選んで楽しめます。
10:00~16:45
北園アメリカバイソン舎の向かいにあるショップです。ぬいぐるみや動物の特徴をかわいく再現したオリジナルのグッズなどが豊富に揃っています。
上池でボートに乗ることができます。いろんなキャラクターのぺダルボートをご用意しております。
楽しい遊具がいろいろそろった遊園地。ちびっ子から大人まであきない面白さ。
入館料 300円(動植物園共通券640円)
※中学生以下無料 開館時間 9:00~21:30(入館は21:00まで)
東山動植物園に併設されている高さ地上134mの展望タワーです。展望室のほかにショップやレストランがあります。
◆ 所在地
〒464-0804 名古屋市千種区東山元町3-70
◆ 開園時間
9:00 ~ 16:50(入園は16:30 まで)
◆ 休園日
毎週月曜日、12 月29 日~ 1 月1 日
大人1 人 | 500 円(100 円) |
30 人以上の団体 | 450 円( 90 円) |
100 人以上の団体 | 400 円( 80 円) |
定期観覧券(1 年) | 2,000 円(600 円) |
スカイタワー共通券 | 640 円(160 円) |
保育園、幼稚園、小・中学校などの教育団体向けに、動植物園が行っており、「総合学習」や「遠足」に利用できます。動物や植物に興味が持てるよう、生態系に関する問題を中心に、生きた動植物を素材とした様々なプログラムを用意しています。